今年の現場ゆるまとめ〜2021〜

〜3現場だけ行くことができたので記録〜

4/23 滝沢歌舞伎ZERO 新橋演舞場(すの)

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全滅の後、緊急事態宣言解除によるフルキャパ開催が決定し、FC再販が当たって奇跡的に行けた歌舞伎。

デビューからの新規な上にジャニーズ初心者なので、勿論滝沢歌舞伎もはじめてだしジャニーズの舞台もはじめて。推しグルによる主演舞台とかいう現場もはじめて。現場というくくりだと2019年以来だったので、初のすの現場だとか初のジャニーズ舞台だとか以前にオフラインの感覚が久しぶりすぎてなのか、オープニングから挨拶終わりくらいまでずーっと泣いてた。ご挨拶するひいがあまりにも舞台人というか、舞台に立つべく人間の出で立ちで美しかったな。あーこれが現場かーこれがエンタメだーって思って泣いたというか、ひいくんがかっこよすぎて泣いたというか、、まあ諸々込めて泣いてた、、

上手側2階席最前で、あまりにも右すぎて舞台は見ずらかったな。最前だと手すりがちょうど視界に入ってきて邪魔で、ちょこまか動きながら観たから苦労した、、しかし2回右列のポジションがものすごく近いので、自担は来なかったものの腹筋太鼓の間は横原くんが、五右衛門ではふかラウが、2幕ではだてたまがすぐそこにいました。近距離でお芝居や腹筋太鼓を見る迫力もよいなと。

ブラゴが好きすぎて必死に自担を追ってたけどなんせ手すりが邪魔で、あまり記憶にございません。

たしかまん延防止のなんとかで組曲カットされててタイミング悪かったんだよね〜 エンタメは緊急事態宣言とか色々と政府の取り決めに左右されるの必須だってことを改めて実感。

 

5/20 Loading... さいたまスーパーアリーナ(ジェネ)

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上手後ろ?手前側の位置のスタンド2列目。きっとトロッコがあったらね、良いポジだったろうけどメンステのみ花道無しだったのでね、モニター見るしかなかったな。2列目だから視界は開けてるんだけどモニターさえも遠い。

しかも初めてのライブ1人参戦、、舞台挨拶とか舞台は1人で行ったことあったけどライブに1人は初めてでちょっとメンタルやられた。わーきゃーするわけじゃないから別に連番でも単番でも同じだけど、席間開けてある構造上1連は独立席だったからちょっと心細かった。しかし、前列のこれまた単番のおじさんはEXの時のグッズのグローブはめてキャップ被ってる古参ぽいオタクで、1人でくるつよメンタルの彼に触発されて普通にひとりで踊れるくらいのメンタルになりました。

もうとにかく演出/セトリが良すぎた、に尽きるのではなかろうか。久しぶりのGimme!やLOADSTARをSSと同じ構成でやったり、オネスト曲に玲於ちゃんが参加してたり、謎の新曲が最後にドカンときたり、ほんとにジェネちゃんのライブは楽しい。ずっとダンスナンバーを1曲目に持ってきてたジェネが、今年初めてバラード曲の空を1曲目にしたのも新しくてよかった。大好きなパフォーマーショケはなかったけど、懐かしい曲がたくさんでたのしかった。次は必ずドームで。

 

12/12 Mania 宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ(すの)

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こちらも歌舞伎と同じく通常の抽選では当たらず、復活当選でした。運がいいのか悪いのか。滑り込みばかり。上手スタンド最後列から5列目なので、かなり遠かったけど宮城って会場すごい狭いね?!ほぼ最後列なのにすげー見やすかった。右側だからメンステは見にくかったけど、外周はそれなりに近く感じた。帰り道スタンド5列目とか通ったら外周近すぎて嫉妬した。

ほんとにしっかり覚えてるのは、Deliciousでひいがうちわに反応してくれた気がしたのと、ATLのラウが素晴らしかったこと。とにかくラウはダンプラ見ててもわかるけど、ひとつの動きにかける力が他の人の倍ぐらい強くて、ATLにおいてはフリーダンスの時ほんとにダンスに全振りなのよ。歌ってはいるけど、全部の動きが深いし重くて現場行けばこんなリミッター外れたラウールが見れるんだって結構感動した。全くチェックしてないから分からないのだけど、ATL外周の間はフリーダンスなのよね?いわさくはフリーはフリーでもかなりゆるめに音に乗ってるくらいだったけど、ラウールは振り入れしてるレベルで踊ってたからさ。それで正真正銘フリーならほんとにひれ伏します。

メキホでセンステの昇降するセットに登るやつで、ひいが2回も海老反りしてたの、ほんとにあれはなんなの?サーカス?アドレナリン出てたんかな? かっこよかったけどおもしろかった。

だいすきなブラゴとメキホが踊り曲じゃなかったのは寂しかった。

 

たった3現場だったけど1度もアリーナ入れなかった雪辱を果たすため、来年はちゃんと厄祓い行きます。今年本厄なのに行かなかったので。厄年で3現場なら上々だよね🎶というポジティブシンキング

オタクどころじゃない1年だったから、来年こそオタクに全振りで!!セブンティーンのドームありますように!

2021年 K-POP “映像”大賞

私が2021年良すぎて感動を覚えた映像作品まとめです!それぞれ好きな場面をGIFにしたりなど、自分用といっても過言でない記事に仕上がりました。ほんとにどれも素晴らしいのに、MVスミン文化によって多大な再生回数を誇る大手グル表題曲には及ばない再生回数。それでもどれも多い方ではありますが。大手グルの中にもオタク達によって回されている表題曲より、もっとよい作品が溢れているので!見てください!

Thank U - U-KNOW

U-KNOW 유노윤호 'Thank U' MV - YouTube

やはり、まずはユノ先輩なのではないでしょうか。アイデアなぞ散々出尽くしたであろうK-POPのMV界で、まだ新しいものが出てくるのかという衝撃を受けました。

序盤2分は音楽一切なしの演技のみの導入部。名優イジョンミンを招き、MV演技の枠を超えた本気演技。血が飛び散る描写からYouTubeから年齢制限をかけられるほどの本気ぶりです。

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アクションシーンとダンスシーンの切れ目が一切なく、ダンスさえも演技の一部のように感じるほど。

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Say Something (A Great Big World) - ヨンフン (THE BOYZ)


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ドボイズが不定期で行っているA to BOYZシリーズの最新作。各メンバーがソロで楽曲をカバーし、映像もそれぞれ制作するという豪華な企画です。

大抵のメンバーの作品はリップシンクしたり踊ったりもしてますが、ヨンフンは俳優活動を少々している背景もあってか演技のみの映像。おそらく失恋から抜け出せない設定で、その痛々しさがストレートで本当に心が痛い。ヨンフンが過ごす苦しみの毎日、という日常的なリアルさを演出するカメラワークや映像の温度感が凄まじいです。

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笑う練習をしてみるヨンフン。かわいい。

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泣きじゃくるヨンフンも見れます。

別個でアップされているビハインドフォトもフィルムの質感から非常に生々しく、このプロジェクトの作り込みの深さを感じさせます。

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制作はドボイズ御用達のHAUS OF TEAMで、最近のドボイズ映像作品にはほぼ関わっているのですが彼らを演出するにあたっての解像度の高さが桁違いで、どれも素晴らしいです。

大きなプロジェクトでなく、あくまでいちカバー映像に対しても金と労力を割くけーぽ界のエンタメ精神にはいつも心を揺さぶられます。

The Chaos Chapter: FREEZ Concept Trailer - TXT


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ハイブにとって潤沢な資金を蓄えたタイミングでのデビューとなったトゥバと他グループの違いは、映像の質の高さと言っても過言ではないでしょう。

毎回コンセプトトレーラーにまで大枚はたくハイブの資金力と、映像部門としても勝負ぶちかけてくるトゥバのバックに付くプロ達の気概に羨望の眼差しを向けています。金さえあればここまでコンセプトに忠実に、解像度を上げることができる。もはや本編であるMVの予告ではなくひとつの作品として成立する域です。

氷に侵食されるショッピングモールが舞台となっていて、CGによる氷から逃げたり、蹴ったり、拳で割ったり、

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ヨンジュンのジャケットを使ったトリック的な振りなど面白い要素が詰まりまくっています。

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これを見た後に「凄い振り付け」みたいな特集を組んだ関ジャムで紹介されていたBURBERRYのキャンペーンムービーで、同じようなアイデアが使われていたので、これにインスピレーションを受けたのかなという推測です。

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あとはパフォーマンスにおいて、CGを使うにあたって備わっていた方がいいアクロバット的な能力が随所で取り入れられていて、トゥバってこんなに踊れたんだ!!と腰抜けました。

また、MMAではこれらのパフォーマンスの一部を生でやっていて度肝を抜かれました。編集ありきのパフォだと思ってたのに…ポテンシャルが高い…

Hole In Your Face MV - イ・ウンサン、BDC


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ブレンニュ10周年記念プロジェクトで作られたMV。なぜイウンサンが合流できないか問題に詳しくないので、純粋になんでここだけまとめてMV作ったんだろ?の気持ちです。

グリーンバックで撮った個々の映像を重ねたりするコラージュ的な作り方の映像で、気合い入れてるカムバのMVでもないのでゆるい作りではあるのですが、場面に合わせてリップシンク以外の素材もふんだんに使われていてクオリティが高い。

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「ぼうっとしてる」という歌詞に合わせて、ぼうっとしてる4人が映るシーンがお気に入りです。

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THRILL RIDE ANNOUNCEMENT - THE BOYZ


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ドボイズ被りになってしまうのですが、これは入れなければという強い使命感に駆られたので。

メインであるMVの予告編として使われてきたティーザー映像は、コンセプトトレーヤーやトラックビデオ、ハイライトメドレー(今年はステイシーがアカペラのハイライトメドレーをアップしてどよめきました)など様々な形で展開されています。コンセプトトレーラーは主にハイブがトラックビデオはSMがよく作っている印象ですが、ドボイズは今回のカムバコンセプトに合わせ、テーマパークのアトラクションで流れるようなアナウンス映像をモチーフにした予告を作っていて度肝を抜かれました。

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ディズニーに許可取らなくていいのかな。

設定からして新鮮で素晴らしいだけでなく映像の作りも最高で、出発のカウントダウン後に今までうすーく流れていた音楽のボリュームが一気に上がると共に画角が引きになっていくと、メンバー達が撮影スタッフとして映像を撮っている撮影スタジオの風景になる仕掛けが素晴らしい。

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Zombie Halloween Performance Video - PURPLE KISS


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今年のハロウィンで一番クオリティが高い映像を出したのは絶対パープルキスです。

廃病院で血まみれ衣装という王道設定ですが、血糊の量からレベルが違います。血まみれにもほどがあるくらいみんな血被ってる。度々挟まれる怖い表情やハロウィン用に演出されているフォーメーション、少々重くアレンジされている音源など細部に拘りが見え、その映像にかけるガチ度でノミネートさせて頂きました。

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ハロウィン用のダンプラさえ作れば一応のノルマは達成できるのにそれでは我慢できず、映像とパフォーマンスに取り憑かれているグループのことは大好きです。

SHOW WHAT I HAVE - REI (IVE)


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IZ*ONE出身のユジン、ウォニョンを要するスターシップが満を持してデビューさせたガールズグループIVEの各メンバー紹介映像のようなものです。

ドボイズ御用達のHAUS OF TEAM制作。10代女子ド真ん中センスで若干チープなキューティー編集がIVEの性質にぴったり。f:id:moonandstar:20211229183856g:image
コメントが基本ギャルマインドなのもよいところ。レイちゃんをピックしたのは、古の少女漫画から飛び出したヒロインみたいで可愛すぎたからです。

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2021年K-POPアイドル ”パフォーマンス” 大賞

ダンス厨による今年のパフォーマンス大賞でございます。今年は去年ほど追えてなかったので中々筆も進まず数も少ないですが、ダンスだけでなく「魅せ方」までも素晴らしい5ステージです!!!

After School - Weeekly

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過去の表題曲の中では1番成績が良かったような記憶があります。本当にグループ色が滲み出ている曲でした。

衣装にストリート系が採用されバケハを異常なまでに被されているのを見て、ウィクリちゃんには似合わないのでは?と心配しましたがこの似合わなさ、なんちゃってストリート感が核になっている気がします。ウィクリちゃんはスケボーなんて乗らないし絶対道でたむろなんてしない。刷り込まれてきた優等生イメージが崩れないまま見る、ヒップホップが取り入れられた今回の振りや衣装は意外にも馴染んでいて、きっとそれはヒップホップは目的ではなく手段だからであるのだと自己解決。若者でいるという刹那を切り取るのにはぴったりなジャンルだったのかもしれません。

スケボーや椅子を使った振りを展開していて、相変わらず小道具を多用している面白いステージですし、カムバステージに関してはイントロ部分でヒップホップな音で踊るアレンジを入れる姿勢も好印象でした。

 

멋 (The Real)- ATEEZ

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一番重要な出演者ブッキングに難航し撮影スケジュールも大幅に遅らせ、蓋を開けてみれば編曲やパフォではなく派手特効で殴り合う戦いに。特効が多いだけで中身がスカスカなステージ、大袈裟な上に的を得てない編曲など散々なキングダムでした。私もロトゥキンの方が音楽に誠実で見ていて楽しかったと何度思ったことか。過密スケジュールも話題に上がり、ロトゥキンから参加していたドボイズがキングダムファイナルの告知映像で非常に晴れやかな表情をしていたのが印象的でした。

そんなキングダム最終回でアチズが見せたステージこそ、ファイナルに相応しい「祭り」でした。芝居がベースのダンス、的を得ている多すぎるほどの演出、大サビで突如現れる大量の紙吹雪と獅子舞、全出演グループのロゴと「お疲れ様」「今夜は牛肉」の垂れ幕を出すユーモアと秀逸さ。ダンサーが作るサークルの中心でフリーダンスをし、最後にはセンターでジョンホが素手でリンゴを割りながら終わる。

サバイバル番組のファイナルに本当に必要なのはお涙演出やタメが多すぎる結果発表ではなく、お互いを讃えあう祭りであるという学びは当たり前のように思えて実は誰も知らない悟りの境地でした。サバイバル番組の汚さを知っていながらも傷つけられ立ち直れない日々が訪れてしまったら、このステージを必ず観ましょう。

Purple - woo!ah!

youtu.be

私が今一番推しているヨジャグルことウアちゃんです。個々に違いを出す衣装が主流な今に、あまりにもシンプルかつ10年前のK-POP を彷彿させる、プロポーションが異常に活きる衣装。身長は皆160前後で特別高いわけではないものの、全員足が長いです。特にナナちゃんの足の長さが生み出すサビ前の足ダンスに注目して頂きたい。グルーヴを持ち合わせすぎな踊りをするウアちゃん、要注目。1月4日にカムバします。

BEcause - Dreamcatcher

youtu.be 横一列でスタートするフォーメーションで2人が向き合い同じ向きで近づいたのち、首を締めようとする振りがイントロ部分で行われるのですが、そんな使い方もあるんだと驚かされました。きっと鏡の中のもう1人の自分が現実世界の自分の首に手を伸ばしてくる、といった意味合いなんじゃないかと思っていますがどうなんでしょう。

ドゥケの出演番組全部ちゃんとみたのは初めてでメンバーも何となくわかってきたレベルですが、他ジャンルの美女がいてそれぞれ自然と棲み分けができていて面白い。総じてお嬢スタイリングがお似合いな中でも、ガチお嬢もいれば綺麗すぎるお姉さんもいて、ザ末っ子嬢や優等生ガールみたいな子もいる。私は今回のドゥケの、パフォとスタイリングの良さの次にキャラ立ちの明確さがすきですね。

'Butter (feat. Megan Thee Stallion)' Special Peformance Video - BTS

youtu.be

Butterは言わずもがな今年の大ヒット曲ですけれども。この1分にも満たないメーガン氏のパート部分に振りをつけただけのコレオ動画が素晴らしくて素晴らしくて。これだけで5000万再生取れる人気もすごいですが、何より3人の快活な舞いが何度も見に来てしまう中毒性を生み出していて、私もまんまとかかりました。ダンス厨なので、このコレオとホソク氏の親和性に思わずニヤついてしまいました。

 

 

2020年K-POPアイドル”パフォーマンス”大賞

前回は2020年の楽曲について書きましたが、本記事では根っからのパフォ厨の私が今年のパフォーマンスやステージ、ダンスなどに絞って余すことなく語りたいと思います。いつの間にか2021年になってしまい、今更の更新になってしまいましたが読んで下さったら嬉しいです。

4つのカテゴリに分けてご紹介します。まずは通常の活動曲から選んだ6曲です。

Make a Wish - NCT U


NCT U - Make a Wish (Birthday Song) [Music Bank / 2020.10.16]

まずはNCT Uの曲です。アイソレーションという動き(特に首)がポイントの振り付けになっています。この曲でNCT加入となったショウタロウのアイソレが凄いと話題になりましたね。活動開始前は練習生期間が短い彼に対して多くのバッシングが飛び交っていましたが、この活動でそれらを全て黙らせたように感じます。それくらい彼はダンスが上手いというのが非常に分かりやすく、彼自身に1番似合う秀逸な振り付けでした。ショウタロウはもちろん、絶対的センターのテヨンをはじめこの曲によく合う人選で、あまり穴がないので多少アイソレの完成度の足りなさはあるものの日替わりで変わる部分もあり、面白かったです。

私は3:35~の6人が輪になり、その中心で踊るジェヒョンを盛り上げる部分がダンスバトルの輪のようでアガりました。この日のミュベンはそのジェヒョンの日替わりの振りがなんともヒップホップ感が強く最高なので見てください。

Blue Hour(Dance Breack Ver) - TOMMORW X TOGETHER


TOMORROW X TOGETHER - Blue Hour(5시 53분 하늘에서 발견한 너와 나)(Dance Break Ver.) [Music Bank / 2020.10.30]

前回の記事ではこの曲の後続曲を選びましたが、こちらではメイン活動曲を選びました。タイトルにもある通りダンスブレイクバージョンなのです。動画内3:39~のダンスブレイクは音源には存在せず、この部分はステージのみで披露しています。

トレンチコートを着たバックダンサーが一斉に現れ、メンバーの5人がバックダンサーの後ろでステージによってデザインが違うトレンチコートとハットを被り再び現れて踊る、という構成なのですがこの曲と今回のアルバムコンセプトにとても合うダンスで素晴らしいです。

トゥバは爽快感があるサラッとした振りが良く似合いますね。アルバム名、英語タイトルのBlue Hourは日の出前と日の入り後に発生する空が濃い青色に染まる時間帯のことで、韓国語タイトルに入っている「5時53分」はアルバム発売月、10月の日の入りの時間なんだそうです。

このコンセプトとパフォーマンスが刺さりすぎてやはりトゥバは好みだなあと思っています。年末のカバーステージなどでも無双だったヨンジュンの、パフォーマーとしてのポテンシャルの高さに首ったけなので来年はもっとヨンジュンのダンスを観たいです。

Siren - P1Harmony


SIREN - P1Harmony(피원하모니) [뮤직뱅크/Music Bank] 20201030

今年FNCからデビューしたP1Harmonyのデビュー曲です。ラップが際立つグループなのでボーカル面でのパフォーマンス力が高いですが、ダンス面も抜かりなくて面白いです。ラップパート時のジェスチャーと振りのキレが見ていて違和感が一切無く、ラップ中心の曲の完成度を上げているように感じました。

そして毎回イントロ部分のダンスブレイクが音源、振り共に違い、全部で4,5パターン程あったと思います。衣装日替わりは最早当たり前、たまにジェスチャーや日替わりの振りを披露するアイドルもいますが、日替わりのダンスブレイクというのはおもしろいアレンジで興味深かったです。

HOME;RUN - SEVENTEEN


[SEVENTEEN - HOME;RUN] KPOP TV Show | M COUNTDOWN EP.688

どんなコンセプトでもこなすSEVENTEEN。レトロコンセプトは2020年全体的に流行りましたが、セブチは他とは一味違うダンスが印象的な楽曲だったと思います。サビのキャッチーな振りをはじめワンポイントで印象が強い振りはたくさんあるものの、基本的にあまり古さが出すぎてないのに華やかでコンセプトとよく合っている素晴らしい作りです。

目まぐるしく緻密なフォーメーション構成はミュージカル要素も感じられ、どんよりとした一年を照らしてくれるような華やかなパフォーマンスが見られる楽曲でした。

セブチは演技を含んだパフォも上手なので次にレトロやる機会があったら露骨なのも見てみたいです。

LADIDA - EVERGLOW


[BE ORIGINAL] EVERGLOW(에버글로우) 'LA DI DA' (4K)

デビュー曲のボンボンショコラ以降やっと好みの活動曲が来て嬉しいです。

エバグロの王道を外れたコンセプトの似合いようはやっぱり段違い。レトロの枠内でもなんとも攻めた系統は自然に他と差が付くのでこれが似合うって強いよなあと思います。サビの手を使う振りやアップダウンの激しい振り、大サビのイロンの日替わり振りのソロダンスが見どころですね。エバグロにはこれからも個性的なパフォーマンスを期待しています。どこかでワッキングをやって欲しい…

Fiesta - IZ*ONE


[최초공개] 아이즈원(IZ*ONE) - FIESTA | COMEBACK IZ*ONE BLOOM*IZ

 お次はIZ*ONEです。前作とも前々作ともまた違った、高貴で力強いパフォーマンスを見せたこちらが今年の活動曲の中でも印象的でした。

IZ*ONEは12人という大人数ならではのダンスが魅力的ですが、ダイナミックな振りが充てられたことで過去作品よりも更に強い印象を残したのではないかと思います。サビで揃う大きな振りや、間奏で一列になるフォーメーション、大サビのチェヨンセンターで行われるアップダウンの激しい振りなどポイントとなる部分が盛りだくさんで、一曲だけとは思えないくらいの満足度と高揚を感じました。

あと、IZ*ONEって他のグループと比べてカムバごとに髪色、髪型共に大幅に変えるメンバーが多い気がします。気のせいかな。毎回一新する上に曲のコンセプトにぴったりだから凄い。これはチェウォンのショートが優勝してたと思います。

 

<年末授賞式部門>

[SBS歌謡大祭典] INTRO - ENHYPEN aespa TREASURE


ENHYPEN + aespa + TREASURE - INTRO [2020 SBS Gayo Daejeon in Daegu Ep 1]

SBS歌謡大祭典で行われた、今年デビューの新人3グループのパフォーマンスの中で、イントロダンスブレイクのみを抜粋した動画が存在したのでこちらについて語りたいと思います。今年デビューということで、このダンスブレイクは共通してグループの特徴や強みが色濃く出ている上質なダンスブレイクでした。

ENHYPENはこの日、白い手袋をはめています。その衣装が際立つ0:21のニキセンターの千手観音的な手の振りが印象的で、その際に打つヒットもゾワゾワ来て最高でした。終盤にメンバー7人のうち5人が倒れ、残りの2人のうち1人を最後の1人のジェイが殺めたかのような振りのインパクト、凄いですね。(0:27)最後ジェイに殺められたのはジョンウォンなのですが、ジェイを担いで後ろ向きに倒れる構成みたいです。そこまでは分かってもどうしてそんなことができているのか分からないのでモヤモヤしました。

aespaはメンバーが4人と少人数ながら、バックダンサーをつけずとも、地味でない緻密な構成のダンスブレイクで、ここまでとは正直驚きました。音源が音楽だけではなく声も入っていて、まず序盤に後ろを向いている4人が「aespa」と呼ばれて振り向き、「Let's get it」で踊り始め、デビュー曲のタイトル「Black Mamba」と叫ばれ振りが盛り上がり、最後音楽が終わると同時に「aespa…」という声で後ろのモニターにaespaの文字が映し出されます。それに加えてカメラワークも振りをより大きく見せることに貢献していて、全体を通して自己紹介的な、これを見ればどんなグループなのかが分かるくらいaespaらしさが出ている秀逸なダンスブレイクでした。

TREASUREは大所帯の強みをめちゃめちゃ生かしてますね。大所帯だからこそ必要以上にフォーメーションを複雑にせず、カウントずれなどで魅せる。最初から最後までほぼ全員が同じ振りなのですが、逆にそれが迫力を生み、少しのカウントずれや少しの移動がアクセントになる。大人数だと同じ姿勢から上に飛ぶ人と姿勢を変えない人の2種類が同時に存在するだけで大きな変化になるからいいですよね。あと1:43でマシホがタンブリングするんですが、オーディション番組YG宝石箱のステージを思い出してちょっと泣けますし、グループに1人アクロバットできる子がいるだけで一曲の振りの中で盛り上がるポイントが作りやすいのでこれも強みだと思います。

[MAMA]Triangular Fight - THE BOYZ×ATEEZ×Stray Kids


[2020 MAMA] THE BOYZ X ATEEZ X Stray Kids_Triangular Fight

 2020年は「Road to Kingdom」が放送されました。数々のグループが戦い、最終的にTHE BOYZが優勝し、「Kingdom」出場の切符を手に入れた訳ですが、「Kingdom」の収録、放送が2021年ということでMAMAでは出演が決まっているTHE BOYZ、ATEEZ、Stray Kidsがそれぞれ、番組で行われる競演のような意味ありげなステージを披露しました。

こちらはその3組からTHE BOYZのジュヨン、ATEEZのサン、Stray Kidsのヒョンジンの3人のコラボステージです。グループでダンスを担うメンバーが選抜されたのだと思いますが、三者三様の良さがありますよね。サンの感情剥き出しのダンス、ジュヨンの柔軟で器用なダンス、ヒョンジンの豊かな表情と長い手足を巧みに操るダンスが上手く混ざり、番組のコンセプトも相まって完成度が高いステージでした。是非またこのメンバーの作品をどこかで見たいです。

 

<サバイバル番組部門> 

[Road to Kingdom] 桃源郷(Quai una fantasia) - THE BOYZ


Road to Kingdom [풀버전] ♬ 도원경 (Quasi una fantasia) - 더보이즈 (원곡: 빅스) @3차 경연 너의 노래 200611 EP.7

先程も話に挙げた「Road to Kingdom」からTHE BOYZのパフォーマンスです。本家のVIXXはコンセプトドルとして名高いグループで、扇子を使うダンスを組み込み、音楽 衣装 ダンス全てにおいて世界観が確立しているステージとなっています。


VIXX - Shangri-La(Remix ver), 빅스 - 도원경(리믹스ver) @2017 MBC Music Festival

本家の東洋美コンセプトとは変わって、月光ソナタで編曲したことで現代寄りに落とし込み、神秘的で儚いアレンジです。Aメロ部分の緻密な群舞はやはりドボイズの強みですし、様々な工夫が組み込まれている丁寧なストーリー仕立てになっているので飽きない、そしてどの瞬間を切り取っても美しい。扇子や韓服という本家の特徴は切り捨て、白一色の群舞が生える衣装に加えて、途中から腰に桃色の布を付けて花びらが舞う演出や曲のコンセプトにも合う衣装に。桃色の布を被って花びらのように集まり、その中心で桃色の髪のニューがCメロを歌う構成が特に心に刺さりました。

このステージを観てドボイズには切実に、こういうコンセプトの曲に挑戦してほしいと頼みたい。最近はダークで大人なコンセプトの楽曲をパフォーマンスしている彼らですが、そちらがひと段落ついたら是非!

[I-LAND]Rainism,쌔끔해,One of A Kind - ソンフン、ジョンウォン、ケイ(アイランド)


[I-LAND/Full Ver.] 세 번째 테스트 - 댄스 총대 유닛 '아이랜더' ♬Rainism, 쌔끈해, One Of A Kind 200724 EP.5

続いてはENHYPENが誕生したサバイバル番組のダンス対決のステージです。アイランドとグラウンドの2チームから3人ずつ選抜されてそれぞれ割り当てられた3曲(内2曲は振りが決まっていて、1曲はメンバーが振りつけたもの)で踊ります。

どちらもHIPHOPベースですが様々なジャンルのダンスが組み込まれていて、アイランドチームの課題曲には比較的ポピュラーなダンスが割り当てられています。ポッピンやクランプは熟すという印象ですがまず出来る事が凄いのと、幾つかのポイントとなる部分も確実に決めていますし、1:40〜のケイが振りを付けた曲も雰囲気が綺麗に合っていました。このダンス対決で先輩の曲のダンスではなく、このようなタイプの楽曲と振りを持ってきたという点もダンスの実力が分かりやすく素晴らしいと思いました。

[I-LAND]전사의 후예, 반전, One Of A Kind -  ニキ、ニコラス、ジェホ(グラウンド)


[I-LAND/Full Ver.] 세 번째 테스트 - 댄스 총대 유닛 '그라운더' ♬전사의 후예, 반전, One Of A Kind 200724 EP.5

こちらのグラウンドチームの課題曲にはロックダンスやブレイクダンス、クランプが組み込まれており、オールド寄りのダンスです。まず序盤からニキの勢いが凄い。彼の反骨精神や普段以上のブチ上がり度で凄くテンション上がりました。舞台気質な人の舞台は本当面白い。2曲目の位置に付いた時にセンターのニコラスが両側の2人の肩を叩く仕草はアドリブですよね?このアングラ感が良かった。番組の設定でグラウンドチームはアイランドに毎回挑んでいるようなものなので、そのグラウンダーの下から這ってくるような雰囲気もいい具合に作用したと思います。ニキ振付の3曲目の締め方も一連の流れに上手く乗っていました。

 

両グループとも踊りこなしていて凄かったんですが、このヒップホップの楽曲に違和感なくノれている人というのはワンランク上の風格を感じます。やはりKPOPはダンスにおいても様々なジャンルを取り入れて上手く使うという良さがあるので、そこの違和感やズレが減っていったらもっと面白くなりそうですね。

KPOP沼に来て、様々なダンスジャンルをアイドルが満遍なく学んでいる事に驚きました。クランプって習うものだったんだ…とアイドルのクランプを見て思ったんですよね(そりゃ習うものなんだろうけど)。アイデンティティーとも言えるくらい一つの得意ジャンルを武器に踊っているアーティストを応援してたので、学校や事務所のレッスンで色んなジャンルを(あまりメジャーでないものも)満遍なく「習う」という形態にギャップを感じたんです。

グラウンドチームのジェホがダンス代表に立候補した時、今は学校でヒップホップも学んでいるから力になれる と言っていたんです。そっかあ、学ぶものなのかあ、そうやった土壌が整っているんだもんなあと感心した記憶もあります。

 

<カバー部門>

Psycho(Red Velvet) - 00s


00s - Psycho (original song: Red Velvet)

Stray Kidsのヒョンジン、AB6IXのデフィ、ASTROのサナ、Golden Childのボミンの4人がRed VelvetのPsychoをMusicBankでカバーしたステージです。全員が2000年生まれということで00s(빵빵즈)というユニット名が付いています。昨年にも同じメンバーでGOT7の딱 좋아を同番組で披露しました。딱 좋아は可愛らしいステージでしたが、今回のカバーはクオリティの高さを魅せやすい楽曲のチョイスでしたね。

女性アイドルの楽曲を男性アイドルがカバーするということにおいて、違和感なくカバーできる人は表現の幅が広いです。これは線が細くて男らしくない男性だから、女性的な一面がある男性だから、上手く女性アイドルの振り付けを踊れるというような考え方ではなく、「好きかどうか」の話だと思っています。多くの男性アイドルはランダムダンスの企画で、女性アイドルの楽曲が流れた時よりも男性アイドルの楽曲が流れた時の方が、前に出て踊る人数が多いです。ランダムダンスでよく流れる且つ、踊れる人が多い楽曲はEXOのWolfや、BTSのFake Loveの辺りだと感覚的に思うのですが、これは本人が本家の振りに対して好感を持っているから、踊りたい振りだから覚えるし、踊れるんです。逆に言うと、女性アイドルの楽曲に対してはそう思う人が少数だから先陣切って踊る人は少ないし、ステージで披露できるレベルで踊れる人も少ないです。こう考えれば女性アイドル楽曲の振り付けを踊るのが上手い男性アイドルは、表現の幅も広いしダンスも上手いという事が伝わるでしょうか。

長々と説明し過ぎてしまいましたが、つまりここまで本家に劣らないパフォーマンスが出来るのは本人達の表現の幅の広さを表しています。特にデフィとヒョンジンは体の使い方が上手くて、ジャンル問わず広い興味があるからこんなに落とし込めているんだろうな という印象。デフィはTWICEが流れた時に先陣切ってセンターで踊るようなアイドルで、女性アイドル楽曲が好きでよく見てる子だからこそ上手いんだと思います。ヒョンジンは踊れないジャンルがないのではないかと怖くなるほど腰の使い方が上手い。スローテンポな楽曲なので振りもスローですが全ての動きを美しく表現してますし、ノスタルジックな表情が良さを増減しています。デフィとヒョンジンのように体を上手く使いこなしている訳ではないですが、ボミンの凛々しさが見え隠れしている表現が興味深かったです。最後に「Psycho…」と呟く部分など、本家の表現にプラスして自分の得意な表現が自然に(無意識に?)出ていたように感じました。サナの模範的ながらも、角度やジェスチャーのハズレが全くない弱みの無いカバーと、雰囲気で世界観を表現している強さは凄いです。

 

 

一つ一つにかける想いが溢れ過ぎてしまいましたが、2020年の個人的なパフォーマンス大賞はこんな感じでした。画面を通して観る事が多かったからか、映像でのパフォーマンスの良さをより感じた一年でした。2021年もアンテナを張って良パフォーマンス、良ステージを発掘していきたいです。

2020年K-POPアイドル”楽曲”ベスト10

とにかく今年は現場が無い年でしたね。お金の余裕も時間の余裕も生まれた2020年だったので、今までで一番けーぽ全体を見回すことができた一年でした。個人的なベスト10をちらほらパフォや衣装にも口を出していますが、できるだけ曲単体として見て良さを語りました。貼っている動画もその楽曲が一番良く活かされている媒体を選んだりしていますので是非そこまでご覧ください!

1. Salty - THE BOYZ


[THE BOYZ - Salty] Comeback Stage | M COUNTDOWN 200213 EP.652

 同アルバムに収録されているタイトル曲のREAVELとはうってかわって、デビュー当時から輝いていた少年らしさがほのかに香るカップリング曲。聞いていて気持ちのよいメロディと層の厚いボーカルラインの声が丁度よく、何度も癒されたくなる度に聴いていました。ドボイズは青年になっても少年らしさを捨てないでくれているからこういう曲も収録曲に残るの優しい。

2. 舞い落ちる花びら - SEVENTEEN


[MV]SEVENTEEN - 舞い落ちる花びら (Fallin' Flower)


[ETC]SEVENTEEN - 「舞い落ちる花びら (Fallin' Flower)」パフォーマンス映像 (「Love music」放送)

今年一度も日本には来ることができない中、セブチは「舞い落ちる花びら」と「24H」で2回カムバし、いずれもリモートでMステをはじめFNSやMUSIC DAYなどの大規模な特番にも出演しました。「舞い落ちる花びら」での出演は少なかったものの、この曲の秀逸さは圧巻でした。適格な日本語歌詞とコンセプトとの親和性、大人数で織りなす複雑で美しいフォーメーションダンス。この日本活動で大々的なプロモーションを打つ予定が、リリース時期に緊急事態宣言が発令されてしまい活動としては残念な結果になりました。しかし韓国の年末授賞式で同曲の韓国語バージョンでのパフォーマンスを行ったりと、セブチの日本活動に対する誠実さも改めて感じましたし、楽曲としての質はとても良かったです。

3. woo!ah! - woo!ah!


[woo!ah! - woo!ah!] KPOP TV Show | M COUNTDOWN 200528 EP.667

今年5月にデビューしたwoo!ah! 最年長が2001年生まれ、最年少が2004年生まれという全体的に若いグループです。デビュー曲はグループ名と同じで、嵐のA・RA・SHI的な?感じ。新人でフレッシュな衣装、振り付けなのに初っ端から低音ラップで死ぬほど痺れます。Bメロとサビはなんとも新人らしい明るい作りなのですが、ラッパー2人のパートになった途端トーンが下がります。ボーカルもまとまりが良いですし、このただのガールクラッシュではない感じが非常に興味深いです。

4. Y.O.U - DOBGKIZ I:KAN()


DONGKIZ I:KAN(동키즈 아이캔) - Y.O.U @인기가요 inkigayo 20200726


DONGKIZ I:KAN - Y.O.U Official M/V

ドンキッズのムニクとジェチャンからなるユニットの楽曲です。90年代コンセプトが板に付きすぎていて聴きごたえがある同グループ。私は90年~2000年くらいのジャニーズの、それぞれバラバラで基礎的なステップ踏んで踊ってるだけなのにまとまりがあるパフォーマンスが大好きなのですが、この曲にもそんな丁度良い緩さが最初から最後まで一貫して存在しているところがあります。そういう曲やパフォが上手かった時代をそのまんま今作ってることが凄いです。ムニクの高いトーンのボーカルとジェチャンのラップ…総じて最高です。MVの作りも忠実でよい上に、これまた忠実なダンスブレイクもちゃんとあり、当時っぽい編集にもなっています。ステージではダンスブレイクではキャップパフォーマンスが始まります。もう全てが丁寧で「分かっている」作りで満足度が高いです。

5. TO THE BEAT(춤을 춰) - ATEEZ


ATEEZ(에이티즈) - '춤을 춰 (TO THE BEAT)' 한복 Selfie MV

投票の末活動曲にインセプションが選ばれましたが(後にテンスも後続曲に)、私の中でのアチズに求める曲はまさにこれでした。とにかくアチズのこういう曲が好きだし、ゴリゴリのはこれから少なくなってもこのくらいで良いので小出しにして欲しい。イントロとアウトロが最高にカッコいいです。私はゴリゴリのラップ、激しいコレオ、段違いに凄いボーカルが上手くバランスを取っているのがアチズの良さだと思っているので総じていい曲だと思います。ミンギが今は活動できていないので全員は揃っていないですし、フル尺でもないですが、先日のSBS歌謡祭ではステージでもパフォーマンスしています。

6. BlOOm(탄생화) prod. Samuel Seo - OnlyOneOf


[Audio] OnlyOneOf ‘blOOm (Prod. Samuel Seo)’

オンオブの世界観を意地でも変えないところとても好きです…これはカップリング曲なのですがパフォ厨の私が曲だけでもハマりました。ミルくんの声質やトーンが独特なので、途中の彼のラップパートが転調みたいになっていて聴きどころです。全体的にねっとりとした歌い方が非常にハマっていてオンオブのボーカルのよさも伝わりやすい曲です。

7. Baby Tonight (恍惚鏡) - A.C.E


에이스(A.C.E)의 '황홀경'(Baby Tonight)│타이틀곡 이겨버리는 수록곡을 가진 아이돌이 있다? [it's KPOP LIVE 잇츠라이브]

何年か前にエイスのMVとかチェックしてた時期があったのになんで良さに気が付かなったんだろうとこのカムバを追いながら絶望してました。パフォだけ見てても最高なグループなのに…  曲の事は分からないけど、こんないいアレンジを生演奏でやってハマるんだからいい曲なんだと思います。パフォ厨過ぎてボーカルメインの曲を座って歌っている動画とか大人しく見れなくて飛ばしちゃいがちなのですが、恍惚鏡はちゃんと聴ける… といいつつもパフォ込みは更に好きです。同アルバム収録のタイトル曲で活動していた時に着ていた柔らかい衣装で活動して欲しかったのですが、スーツ多めでしたね。唯一ドショで最高に解釈一致している衣装をお召しになっていたので貼りますね。


A.C.E, Baby Tonights (에이스, 황홀경) [THE SHOW 201006]

8. Like a Movie(영화처럼) - B1A4


(MV)B1A4_영화처럼(Like a Movie)

映画のような恋だと歌っていますが曲の起承転結も映画のように収まりがよく、至極綺麗な仕上がりになっています。落ち着いた曲を地味にさせない技術が凄いです。MVも同様に完璧な作りですし、音楽番組でのパフォーマンスもカメラワークありきで映える構成になっていてコンサートが無い今、音楽番組をはじめ映像と相性がいいものを作ったビッポ、一番上手く活動曲を作ったグループなのではないでしょうか。他のアルバム収録曲も系統が分かりやすく綺麗に整っています。私のお気に入りはZero Gravity(무중력)feat.BIBI です。

 9. We Lost Summer(날씨를 잃어버렸어) - TOMORROW X TOGETHER 


TXT (투모로우바이투게더) '날씨를 잃어버렸어' Official MV

トゥバはコンセプトの一貫性やストーリーを大切にしているのでその壮大さや堅実さに惚れ惚れするんですが、これはその大切にしてきたものが予想以上に映えることになった曲だと思います。今まで定着させてきたどこか不健康な少年のイメージが、コロナウイルスに毒される1年を送った若者像を作り上げることをとても容易くさせました。個人の解釈でしかないですが、今までのトゥバが歌う少年はどこか物足りなくて不幸を感じていて、この曲の少年は今まで満たされていたわずかな部分さえも奪われて完全に絶望の域に入っているように感じます。大人の1年と中高生の1年って相当な差があります。子どもで居られる時間、ましては中高生という枠で生きられるのはほんの少しです。それが奪われた時、そりゃあこんな風になるでしょう。この環境で希望を探す描写が一切無く、「終わらない3月1日の夕方に僕は取り残されてる」「僕の季節を返して」「もう戻れないのかな」というような悲観的に始まり悲観的に終わるこの感じがリアルな上に、とても今年らしくトゥバらしい楽曲です。

10. Amusement Park(놀이공원) - BAEKHYUN


BAEKHYUN 백현 '놀이공원 (Amusement Park)' Live Video

先週リリースされたベクヒョンのソロ曲。つい数日前に初めて聞きましたが、あまりの良さに迷わずベスト10に入れました。ソロ活動の楽曲の質が一度も落ちず、ずっと良曲をリリースし続けるベッキョンさん。今年も終わるという年の暮れにこんなにも沁みるどこまでも甘い曲をありがとうございます。このライブビデオは、メリーゴーランドと生演奏をバックにスタンドマイクで歌うこの構図が素晴らしいです。

 

こんな年でしたが変わらず良い曲もリリースされ、日を重ねる度に非日常も新しい日常となりつつありますが来年こそはまた日常が戻り、何よりエンタメが元通りに復活しアーティストの皆さんが輝く1年になることを祈ります。私もその未来への支援を惜しまず応援し続づけようと思っております。

ベレー帽は正義

突然ですが私はアイドルのベレー帽が大好きです。衣装でも私服でもベレー帽を被ってる子がいると好きになっちゃうし、もし自分が勝手にアイドルの衣装を決められるのなら全員にベレー帽を被らせると決めているくらい、ベレー帽を被っているアイドルが好き。そんな私の好きなベレー帽アイドルを紹介します。(主に推し)

〜衣装編〜

THE BOYZ

ドボはグループ総出でベレー帽の衣装がめちゃめちゃ多いです。ベレー帽の織り成す幼さが彼らのイメージに合っているのかドボちゃん達はよくベレー帽を被せられています。若いしみんな可愛いので良く似合うし、ピンバッジをつけてたり、かわいいヘアピンをつけていたり、まさかのグループ名が入ったオリジナルを作っていたりとバラエティ豊かなので私はドボのベレー帽に非常に期待しています。あまりにも被りすぎてるから多分運営にベレー帽狂いがいるんだと思う。

TWICEのWhat is love?を全員ベレー帽を被ってカバーしており、眼福です。

中でもニュ〜ちゃんはベレー帽似合うフェイスだし、グループ内でもベレー帽率が高いので私の「ベレー帽の可愛い子を見たい欲」が満たされる。ほんまかわいい。カラフルなヘアピンで止められてるベレー帽、ピンク髪にピンクのベレー帽、最高。

 

ATEEZ ホンジュン

ベレー帽被ることで可愛さ倍増するのも好きだけど、ホンジュンみたいにファッショナブルな仕上がりになるスタイリングも好き。

この日のホンジュンはお洋服も込みでめちゃめちゃオシャレで可愛いかったので、このスタイリングで出演したミュベン見てください。曲もいい曲です。

 

SEVENTEEN

セブチは大体が可愛いさ倍増効果があるデザインのベレー帽の衣装を経験してる印象。オチョナ期とHOME期はベレー帽を被るメンバーが何人もいた。好き。

https://twitter.com/humpback0717/status/1138678082720620544?s=21

こういうモコモコしてるベレー帽もコック帽みたいで可愛いよねえ…

 

去年のソウルコンではベレー帽被る子が何人かいた上にみんな髪色や衣装に合わせたデザインのものを着用してて絵的にもとてもよく、テンションが上がった記憶があります。衣装らしい、華やかで様々なデザインのベレー帽が用意されてるのが見ててとても楽しいです。


NCT  ウィンウィン

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TOUCHの活動中、ずっとベレー帽担当だったウィンウィン。この時のウィンウィンみたいに活動中ずっとベレー帽なのが私の求めるコンセプトです… ベレー帽が似合う曲なんだけど、グループ内でウィンウィン1人だけベレー帽固定なのがガチ感があって好き。ベレー帽コンセプトな活動大好きなのでTOUCHの時のウィンウィンセルカはカメラロールにたくさんあります。

 

〜私服編〜

Snow Man 岩本照

自担です〜〜〜!!バンザイ

照くんは私服で結構ベレー帽を被る人で、なんかわかんないけど照くん×ベレー帽はとてもよいです。


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全体的に照くんの私服がすごい好きでベレー帽も難なく可愛く着こなすもんだから好きが増すばかり。

左の写真の赤いベレー帽が好きなオタク、たくさんいると思うのですが、私も大好きで欲しいんだけどirojikakeというブランドが数年前に販売したもので売り切れのまま在庫は復活せず買えません。悲しい。オンラインストアはこちらですhttps://irojikake.theshop.jp/items/10102978

SEVENTEEN SCOUPS

クプスの私服はシックなものが多くて、個人的にタイプなのですごく大好きなんだけど彼はベレー帽も私服でよく被るので更に好きです。I hate me tooベレーは冬になったら買おうと思ってる。

https://twitter.com/impressive0808/status/1240218904279920640?s=21

GENERATIONS 白濱亜嵐

亜嵐ちゃんも私服でベレー帽がめちゃめちゃ多い。特にこの写真のベレー帽の印象が強いのですが、ベーシックな真っ黒のベレー帽やKANGOLなんかもよく被ってます。


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メンディーが帽子で有名なブランド、KANGOLとコラボしてハットをプロデュースしたりhttps://www.google.co.jp/amp/s/hypebeast.com/jp/2017/7/mandy-sekiguchi-24karats-kangol-collection%253famp=1 単純に世間的にKANGOLが流行った2017年あたりにジェネではよくメン玲於亜嵐あたりがベレー帽を被ってた記憶があります。

 

NCT テヨン

てよよちゃんのイケイケベレー帽コーデも好きです。テヨンが被ると一気に違う系統になってカワイイ。

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こんな感じで1部ですがベレー帽狂いの私が好きなベレー帽を被る子達を紹介しました。

 

最後にクプスと亜嵐ちゃんの私服のベレー帽は同じブランドで他の商品も私服で着用してる子が多いのでご紹介〜
"I HATE ME TOO" チェーン ベレー(黒)https://azstokyo.shop-pro.jp/?pid=137284889これは私の知ってる限りだと7 MEN 侍の中村嶺亜ちゃんも被ってました。嶺亜ちゃんは私服がAZS TOKYO多めです。かわいい。

"I CRIED FOR YOU" ROSE ベレー(黒)

https://azstokyo.shop-pro.jp/?pid=115142671こちらはHiHi Jetsの猪狩蒼弥くんも被ってました!

とにかくベレー帽は衣装でも私服でもドンドコ被って欲しいし、私もこれからベレー帽狂いとして精進して参ります!

片寄涼太は革命である

私の初めての推しの片寄涼太くんはLDHやEXILETRIBEとしても初めてのキャラクターで成功した人間だと胸を張って紹介したい。

 

彼は15歳の時に現在の三代目 J Soul Brothersのボーカルを決めるVOCAL BATTLE AUDITION2に参加したことがきっかけで現在GENERATIONSのボーカルとして活動している。

彼がオーディションに参加したのは歌手になりたいという夢があった訳ではなく、自身が地方のライブにも参加するくらいのEXILEのファンだったので自分の歌をATSUSHIさんに聞いてみて欲しいと思ったかららしい。思い出作りみたいな記念みたいなものだったと、デビュー後に語っている。オーディション参加当時の映像を見ると、自室の壁にはEXILEのポスターが貼ってあり当時のファンクラブの会報や参加したライブのチケットを丁寧に紹介する彼が映っている。15歳の男子高校生で住んでいる大阪以外のライブにも参加したりファンクラブに入って会報を大事に取っておいている所を見ると相当好きで、その好きは大きな憧れだったりしたのかな、と思う。

しかし今、彼はワイルドな見た目ながら甘い歌声を持つEXILEのようなボーカルにはなっていないし、見た目は荒削りでカッコいいEXILEらしいものではなく漫画に出てくるような甘い顔のイケメンだ。

私はLDHから離れてK-POPやジャニーズのアイドルのオタクをし始めて、LDHにはキャラに命を懸けてる子がいないな〜と思った。キャラとして確立しやすい「かわいい」を演出する子もいないし、そのような楽曲やコンセプトというものも一切存在しない。恐らくLDHは自らをアイドルとして活動をしていない人がほとんど。アイドル=かわいい というイメージを持っているからなのもあるのか、それぞれが試行錯誤してキャラクターを定着させる事は不必要なのだろう。また、事務所を作る基盤となったEXILEはダンサーからなるグループだったからキャラクターというものは不要だったと考える。しかしアイドルには「かわいい」をはじめとするキャラクターが必要だ。LDHは始まりがダンサーだったり、自らアイドルと名乗ってないだけで今はアイドルみたいなもんだ。というかファンがアイドルとして扱っている。そうなると何かしらのキャラクターがなければつまらない。

私はGENERATIONSはLDHで初めて自らをアイドルとして扱ったグループだと思っている。おそらく無意識だろうけど。そしてその中で自らをアイドルのような扱われ方をすることに乗っかり、キャラクターをセルフプロデュースして成功したのが紛れもない、片寄涼太である。

かつてEXILEに憧れたことがきっかけで入ったLDH。しかしEXILEらしい容姿ではないため、多数の人が持つEXILEのイメージ像とは真逆の印象を持たれていた。

同じような境遇の先輩として三代目 J Soul Brothersの岩田剛典が挙げられる。数々のドラマや映画をきっかけにグループとはまた違う土俵で勝負して来た、そしてまた涼太くんのようにEXILEのイメージ像と真逆の印象を持たれる人間だった。

しかし岩田剛典はパフォーマーであり、ダンスをずっとやってきた人だ。ダンサーだったのでドレッドヘアをしたり髭を生やしたりしてたこともあったし、EXILEのメンバーともダンサー時代に同じチームだったりと、従来のEXILE像がぴったり当てはまる人と境遇は同じなのである。つまり彼は持たれるイメージに答えつつも、EXILEらしい要素はいくらか持ち合わせていたし、自らもそのような自覚があったと思う。

それに比べて涼太くんはボーカルで、EXILEが誕生した経緯や数多くのEXILETRIBEメンバーのダンスのルーツのようなエピソードが彼にはないし、EXILEらしいを彼が求めた所でそもそものルーツが無いことから到底無理に近いのである。

それが従来の活動から飛び出して活躍しながらも自分の中の「EXILE像」は突き通すことができた、パフォーマー岩田剛典との違いだと私は思う。

涼太くんはハンデが多いのだ。「EXILEらしく」と志したところでかけ離れている点が多いし、EXILEを継承すると言ってもボーカリストという点で他のパフォーマーと共鳴し合える事はパフォーマー同士より少ない。

彼はファンやメディアが勝手に解釈した「王子キャラ」を自ら定着させた。バラエティなどで胸キュンセリフを言う時は絶対に模範解答を出したし、常日頃からアイドル的な発言を一人だけたくさんした。ファンの求めていることにまるっと答えた。

そして「EXILEらしくない」から生まれたキャラクターを武器に一人、EXILE TRIBE内で抜きん出て活躍する人物となる。

そのきっかけとなったのが初主演映画「兄に愛されすぎて困ってます」だ。この映画が中国で人気になり、個人でファンミーティングを開けるようになったりグループとして中国ツアーを回れることになった。

中国ツアーでの客席のネームタオルは片寄涼太の文字ばかりだったが、メンバーは彼を「王子」「スーパースター」と半分茶化しながらも「片寄が掴んでくれたチャンス」という捉え方をして彼に対して敬意を表してくれた。また涼太くんも1人真剣に中国語を勉強し、MCでもできるだけ中国語を話し、与えられたチャンスにしっかり答えていた。

涼太くんはただの王子キャラじゃなくて本物の王子様だった。そのくらい自分が進むと決めた道で完璧を叩き出し続け、求められて答えると決めたキャラに上乗せして辛辣で毒舌なツッコミをする関西人の自我も出してくれて本当にトークやメンバーとの絡みも面白くなった。

現在ではドラマに何回も出るようになったし、キラキラ青春もの(メンちゃんが言い始めた「王道恋愛映画」の意)の主演もまた務めさせてもらえたし、中国の雑誌にもよく載るようになった。ファッションイベントやブランドのモデルの仕事を貰うようになった。

全ては彼が自分らしい方法で勝負した結果である。今でも彼は多忙で、休みがなくて、歌とグループ活動のみに集中出来る状況ではないと思う。でもわたしは彼がLDHに革命を、新しい可能性を見せてくれたことをずっと誇りに思っている。

ダンスの講師してたりアパレルしてたり俳優してたりコーヒー屋やってたりMC業を極めたりDJやったりなど色んな開拓をしている人が多いLDHだが、そんな中で自分の、周りとはなんか違う印象を武器にしてここまで大きく飛躍し、新しい道を示した涼太くんに感謝しています。

是非これからも自らが築いた道を進み続けてください。どこまでも着いていきたいです。