2021年K-POPアイドル ”パフォーマンス” 大賞

ダンス厨による今年のパフォーマンス大賞でございます。今年は去年ほど追えてなかったので中々筆も進まず数も少ないですが、ダンスだけでなく「魅せ方」までも素晴らしい5ステージです!!!

After School - Weeekly

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過去の表題曲の中では1番成績が良かったような記憶があります。本当にグループ色が滲み出ている曲でした。

衣装にストリート系が採用されバケハを異常なまでに被されているのを見て、ウィクリちゃんには似合わないのでは?と心配しましたがこの似合わなさ、なんちゃってストリート感が核になっている気がします。ウィクリちゃんはスケボーなんて乗らないし絶対道でたむろなんてしない。刷り込まれてきた優等生イメージが崩れないまま見る、ヒップホップが取り入れられた今回の振りや衣装は意外にも馴染んでいて、きっとそれはヒップホップは目的ではなく手段だからであるのだと自己解決。若者でいるという刹那を切り取るのにはぴったりなジャンルだったのかもしれません。

スケボーや椅子を使った振りを展開していて、相変わらず小道具を多用している面白いステージですし、カムバステージに関してはイントロ部分でヒップホップな音で踊るアレンジを入れる姿勢も好印象でした。

 

멋 (The Real)- ATEEZ

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一番重要な出演者ブッキングに難航し撮影スケジュールも大幅に遅らせ、蓋を開けてみれば編曲やパフォではなく派手特効で殴り合う戦いに。特効が多いだけで中身がスカスカなステージ、大袈裟な上に的を得てない編曲など散々なキングダムでした。私もロトゥキンの方が音楽に誠実で見ていて楽しかったと何度思ったことか。過密スケジュールも話題に上がり、ロトゥキンから参加していたドボイズがキングダムファイナルの告知映像で非常に晴れやかな表情をしていたのが印象的でした。

そんなキングダム最終回でアチズが見せたステージこそ、ファイナルに相応しい「祭り」でした。芝居がベースのダンス、的を得ている多すぎるほどの演出、大サビで突如現れる大量の紙吹雪と獅子舞、全出演グループのロゴと「お疲れ様」「今夜は牛肉」の垂れ幕を出すユーモアと秀逸さ。ダンサーが作るサークルの中心でフリーダンスをし、最後にはセンターでジョンホが素手でリンゴを割りながら終わる。

サバイバル番組のファイナルに本当に必要なのはお涙演出やタメが多すぎる結果発表ではなく、お互いを讃えあう祭りであるという学びは当たり前のように思えて実は誰も知らない悟りの境地でした。サバイバル番組の汚さを知っていながらも傷つけられ立ち直れない日々が訪れてしまったら、このステージを必ず観ましょう。

Purple - woo!ah!

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私が今一番推しているヨジャグルことウアちゃんです。個々に違いを出す衣装が主流な今に、あまりにもシンプルかつ10年前のK-POP を彷彿させる、プロポーションが異常に活きる衣装。身長は皆160前後で特別高いわけではないものの、全員足が長いです。特にナナちゃんの足の長さが生み出すサビ前の足ダンスに注目して頂きたい。グルーヴを持ち合わせすぎな踊りをするウアちゃん、要注目。1月4日にカムバします。

BEcause - Dreamcatcher

youtu.be 横一列でスタートするフォーメーションで2人が向き合い同じ向きで近づいたのち、首を締めようとする振りがイントロ部分で行われるのですが、そんな使い方もあるんだと驚かされました。きっと鏡の中のもう1人の自分が現実世界の自分の首に手を伸ばしてくる、といった意味合いなんじゃないかと思っていますがどうなんでしょう。

ドゥケの出演番組全部ちゃんとみたのは初めてでメンバーも何となくわかってきたレベルですが、他ジャンルの美女がいてそれぞれ自然と棲み分けができていて面白い。総じてお嬢スタイリングがお似合いな中でも、ガチお嬢もいれば綺麗すぎるお姉さんもいて、ザ末っ子嬢や優等生ガールみたいな子もいる。私は今回のドゥケの、パフォとスタイリングの良さの次にキャラ立ちの明確さがすきですね。

'Butter (feat. Megan Thee Stallion)' Special Peformance Video - BTS

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Butterは言わずもがな今年の大ヒット曲ですけれども。この1分にも満たないメーガン氏のパート部分に振りをつけただけのコレオ動画が素晴らしくて素晴らしくて。これだけで5000万再生取れる人気もすごいですが、何より3人の快活な舞いが何度も見に来てしまう中毒性を生み出していて、私もまんまとかかりました。ダンス厨なので、このコレオとホソク氏の親和性に思わずニヤついてしまいました。